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最近読んだ本

だめじゃんもう全然ブログ書いてない。笑

突然ですが,今年になってから,毎月1冊は本を読む!という目標を立てまして,ほそぼそと本を読んでいます。
小説だったらすぐ読めるんだけど,小説じゃないと結構時間がかかってしまう…。

でも最近3冊本を読んだ。今やってる勉強関連にて。

1.ヒトラー演説

ヒトラー演説 - 熱狂の真実 (中公新書)ヒトラー演説 - 熱狂の真実 (中公新書)
(2014/06/24)
高田 博行

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しばらく積読になっていたので頑張って通読w
これは…面白かった!ナチス第三帝国において,ヒトラーの演説はどのような役割を果たしたのかということが,演説の分析と,時代的背景も一緒に比較的易しく書いてある。

ヒトラーは弁士であるというイメージは多くの人が持っているだろうけれども,
そして実際そうなのだけれども,彼は天性の弁士でありながら,さらに話術を専門家から学んで徴収を虜にするような演説を学ぶ。
ラジオ放送やメディアも活用しながら(プロパガンダともいうw)彼の演説を聴衆に届けていくのだ。

しかし,ヒトラーが人気のあったころはよかった。だんだんナチが落ち目になっていくと,その演説も効果を失っていく。

この本の帯にCMフレーズとして「『悪の演説術』に騙されないために」と書いてあるのだけれど,現代の政治に置き換えて,いろいろ考えさせられる本だった。

そしてこの本の中に,ヒトラーが参考にしていた,ギュスターヴ・ル・ボンの『群集心理』という本が登場し,興味を持ったのでさっそく読んでみた。

2.群集心理

群衆心理 (講談社学術文庫)群衆心理 (講談社学術文庫)
(1993/09/06)
ギュスターヴ・ル・ボン

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これな。古典的名著と言われているようだ。原著は1895年に発表。
決して読みやすくはないけど,一般的なことが書いてあるので哲学本よりは読みやすい。
作者のギュスターヴ・ル・ボン(1841~1931)はフランスの社会心理学者だそう。

ところどころ,日本人にはあまりピンとこない旧来の西洋人の人種差別的な部分も見受けられるけど,それをスルーすれば今でも結構通用するようなことが書いてあった。(社会制度とかは今と違う部分も多いけど)

群集に働きかけるものは,論証や事実そのものではなくて,心象に訴えかけるような「事実の現れ方」である的な指摘には,うなずけた。

現代はインターネットも普及して,メディアの在り方も複雑化してきたのでそれらとの付き合い方というか心構えをどうしたらよいかということについても考えさせられた。
事実かどうかが明確ではないような,心象に訴えかけるような情報を簡単にリツイートしないようにしよう。
(今までもそうだったけど)

そして,集団になると,昂揚感によって犯罪まがいの行為をしたり,犯罪行為をしたりする(最近よくありがちなのはサポーターの暴動とか,大学サークルとか)群集的心理を形成しないよう,自分は異端でありたいと心から思ったw

しかし,たとえばなんかすごい人がいるような催しものがあったりすると,ワーーって気分になるだろうし,昂揚感が生まれるのは否めない。ナチはそういうプロパガンダがうまかったんだよなあ。

もし数千人,数万人が集まるようなイベントが地元で開かれるってなって(まあ私だったら人ごみ嫌いだから基本的にいかないけど,行きたい人もいるだろう)訓練された親衛隊や武装隊とかが一糸乱れぬ行進をして,ファンファーレが鳴り響き
楽団が賛歌を演奏したら…きっと楽しい気分になるだろうし,そこで指導者の姿を豆粒程度でも見られたら親近感が生まれてしまうと思う。その心理はわかる気がする。

ちょっと前に大須で愛知県知事の某○村さんを見かけて握手した。
なんとなく親近感がわいた。けど私は岐阜県民だから関係なかった。笑
ちなみに岐阜県の県知事とも握手したことある。親近感がわいた。
今年の県知事選には対立候補が出なくて,自動的にその人に決まった。笑

もし政治にそこまで興味なかったらそれだけで投票を決めちゃう人もいそうだ。

話はそれたけど,つまり,群集になり下がらないよう,ちゃんと自分で考え判断して,政治や社会を見ていきたいですね。という。


3.ヒトラーのニュルンベルク

ヒトラーのニュルンベルク―第三帝国の光と闇 (歴史文化ライブラリー)ヒトラーのニュルンベルク―第三帝国の光と闇 (歴史文化ライブラリー)
(2000/03)
芝 健介

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というわけで?ナチ関連本。
これもなかなか面白かったーーーーこれはたまたま目に留まってパラパラ中を見たら結構おもしろそうなことが書いてあったので通読してしまった。
よく本は買うんだけど,これは図書館で借りた。

ユダヤ人の話も結構あった。これを読んでユダヤ人という存在に興味を持ったのでまた機会あらば勉強したい。
ナチの勉強を始めた当初は,ユダヤ人について本当に全然知らなかったんだけど,別件で,ハンナ・アーレントとか,エマニュエル・レヴィナスとか,V.E.フランクルとかについて知る機会があったので,普通に真面目に(?)生きていて,しかも人から尊敬されるべき実績を残しているような知識人的なユダヤ人も,ただユダヤ人というだけで人間の尊厳を奪われるような体験をせねばならんというところに理不尽さを感じざるをえなかった…朝から泣いた。笑

ユダヤ人を取り巻く問題は一朝一夕に生じたわけじゃなく紀元前から続く複雑な問題で(もはや神話の世界)本当に難しい問題だなあと改めて思い(もちろんナチスの政策は異常だけれども),日本を取り巻く問題も難しいけれど,比較的根は浅いから,対話を続けていかんといかんなあと個人的に思いました。

それはさておき,本当にこの本はわかりやすくてよかった。
なんかうまく考えはまとまらないけど,「政治的公共性の変質」っていう章を読んで,すこし危機感をもって世の中を眺めていかんとな。と思いました。
簡単に言うと,一般的には犯罪行為であるのに,それが党を支持する思いから生じているからといって党が公然と共感を示すっていうの。
それは政権獲得のちょっと前だから,与党ってわけじゃないけどそれでもそのすぐあとに政権獲得してるからさ。しかもそれでも支持層は変わらなかったという。
たとえ心象に訴えるようなものでも,冷静になって違う角度からも眺めないと。と思った。


とまあこんな感じ。
こういう本は一人が書いてたりすると偏るのでいろいろ読まんといかんなあ・・・・・・。

まだ積読になっている本がいくつかあるのと,興味がわいてきたので他の本も読みたい。
でもいかんせんいろいろと時間ないので低い目標(1月1冊)でじわじわやってきます。

5月は何を読もうかな~。フランス思想史の本と日本軍の本が積読になっている~

あっ,ちなみに,これだけ読むとドイツやばいって感じだけど,ドイツは「過去の克服」という戦後の取り組みでもかなり有名なのです。これはまだちゃんと勉強してないけど(゚Д゚;)とりあえずフォローしてみた。
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