FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「夜空はいつでも最高密度の青色だ」

今日は,知り合いの絵描きさんの個展に行ってまいりました。
場所は丸の内(名古屋にも丸の内があるんやで)だったのに,
間違えて伏見(名古屋にも伏見があるんやで)で降りてしまって…
一駅分歩いたら汗かきました。笑

なんかこの名古屋の地名,どっちが先か知らないけど
名古屋の東京,名古屋の京都って感じでイヤだわ。プライドはないのか。
まあ「栄」なんてどこにでもあるからそういうもんなのかな。

美術展というのはやっぱりいいものだ。
漂う非日常感!
そして,一人の作品が凝縮して集められているのが特に好き。
時代とか○○派とかで区切ったものよりも,一人の展示が好き。
時系列に並べられているとうれしい。
やっぱり歴史が好きなんだろうと思う。
合わせてその背景,生い立ちなんかも知れると面白い。

こういうものにまったく興味がない人もいるというので驚く。
その人の作品だけ切り取ってみればいい,
その人の思想だけ切り取ってみればいい,と。
別にイヤなんかじゃない。色々な鑑賞の仕方があるものだなと,むしろ関心する。

文化的な生活。

そして,発売日からずっと気にしていた本
「夜空はいつでも最高密度の青色だ」(最果タヒ)
を今日買っちゃいました。●
 

買うかどうかものすごく悩んだけど
じっくり鑑賞したい,でも図書館に並ぶの待ってられない,
って思ったから。買っちゃった。また。
本のためなら服も。靴も。鞄も。ティータイムも。我慢できる。

知らない人のために説明しておくと,詩集です。
最果タヒさんて,すっごく若い人。1986年生まれ。2つ上。
現代詩ですごく評価され,活躍されている方。
京都大学のご出身だそうで…(というか在学中にデビューしている)

どうしても,自分は,マンガでも小説でもなんでも古典が好きで,
「古くて残っているものほどよい」という思想が捨てられずにいるんだけど
詩に関しては現代の潮流も知っておかないと。と思って。笑
(あ,研究に関しては,最新の方がいいと思っているけど!)

詩を書く,詩を鑑賞する,というのは本当に私にとっては難しいことで,
文字や文章というのは何かを論理的に伝えるものだと思っているから
わかりやすいものを書き,求めてしまう。
古典的な詩はわりとわかりやすい。ストレートな感じ。

でも,タヒさんに代表される最新の現代詩は,わかりにくい。
言葉の羅列を文字通り読んでいっても,具体的な内容が伝わってくるわけじゃない。
メタファーに次ぐメタファー。正直意味がわからない。

「意味がわからないなんて言ってる人は,詩を読むのに向いてないんじゃない」
っていう辛辣な言葉をかつて知人から浴びせられたことがある。
それが本当なら,たぶん私,詩を読むのも書くのも向いてない。笑

でも,このわかりそうでわからなくて「ア”----ッ」ってなる感じ,
それを愉しむことはできる。
英語も,哲学も,経済学も,難しいんだけど一つ一つ小さく分割して
順番にやっていけばそれなりにできる。
でもその手法が詩の前では歯が立たない。
そのわからなくてモヤモヤして「ア”------」ってなる感じが愉しい。
つまるところ,詩は愉しい。

難しいけど,そんな愉しさを感じられる本なのであった。
正直,「この言葉は,他の詩の別の言葉と取り換えても違和感ないんじゃないか」って
思うくらいよくわからないんだけど… 
この言葉の必然性,ある?って常に疑問を抱いて読んでる。
でもきっと作者の中にはあるんだろうと思う。
わからないけどわからないままでいい気もする。
こうして買ってしまうってことは,そういうことなんだと思う。

それにしてもこの本の装丁めっちゃ可愛くないですか。
この表紙の色は特色だそうです。スミは特色じゃないからそれ以外の白,蛍光,青のことかな。
蛍光色かなり効いてる。
模様もレトロ調で可愛い。ベースのグレーもスモーキーでいい。
中の書体も,本文は明朝系で統一され,あとがきと出典のみゴシック系で
前作「死んでしまう系のぼくらに」よりも洗練された感じがする。
(前の本は,本文中をゴシックと明朝系で使い分けていた。
その不調和がリズムを生み出してたのかもしれんけど,個人的には今回の方が読みやすくて好き)
見返しが表紙側(青)と裏表紙側(黒)で違うのも,さりげなくてよい。
強いて言うなら背表紙の文字が細くて少し読みにくい(まあこんなものか)。

音楽でも聞きながらゆったり詩集を読みたい。

ああ,でも,英語やろ。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。